世界の最先端の考え方

2019年ティグレフォーラム新春の集い、新春特別記念講演会の講師にスポーツ文化評論家の玉木正之氏をお招きしました。「2020東京オリンピック・パラリンピックで日本の何がどう変わるか?」のお題で講演をいただいたのですが、誠に有意義な講演でした。

 

さて、その講演内容の紹介は他稿に譲るとし、ここでは講演直前の裏話を披露します。

 

毎年、新春の集いでは第2部の懇親会冒頭、ティグレグループの紹介ビデオを上映します。何度も推敲を重ねて完成させるのですが、「2020東京オリンピック・パラリンピック」とナレーションとキャプションを入れるところ、「パラリンピック」の挿入漏れに直前になって気づくも、時すでに遅しでどうしようもありませんでした。

 

玉木先生にそのことを申し上げたところ、先生曰く「実は、オリンピック・パラリンピックという言い方はこれからは言わなくなってきますよ。どうしてかと言うと、ヨーロッパのある国では障がい者が競技連盟のトップに就任するようになって来ています。オリンピックにそもそも障がい者競技が含まれているという考え方なんです。だから、ティグレは世界の最先端の考え方を取り入れているということになるんじゃないですか」と仰っていただいたので、我々は「う~ん、なるほど」我が意を得たり…と胸をなでおろしたのです。

 

将来日本でも、車いすテニスの世界トッププレイヤー国枝慎吾さんが日本テニス協会の会長に就任する日があるのかもしれませんね…。

 

ティグレフォーラム代表 井戸木